アスパークに入社した理由
私がアスパークと出会ったのは夏の合同企業説明会の時でした。
私のエントリーシートをご覧になった複数の会社様との面談の折、一番人当たりがよく他社よりお給料出しますと言ってくださったので決めました。
現在の仕事内容について
CAE解析業務は、パソコン上に様々な部品や形状を、二次元あるいは三次元的なモデルで作成したものに、現実さながらの硬度や温度などの設定を加え、現実世界で起こりうる現象をパソコン上に再現するお仕事です。
現物の試験ももちろんしますが、それだと物を作るコストがかかってしまったり一回試験してしまうともう二度と同じ試験ができません。
しかしパソコン上だと同じことを別の条件に変えるなど現実では無茶なことを何度でもできます。
ニッチな業務で奥が深いです。
ー実際にはどんなものを試験しましたか?
自動車のバンパーやプレート、船の部品などです。
船の部品は底の部分を変えると水圧に耐えられる強さが変わったり進む速さが変わったりとおもしろいですよ。
一番多い試験は車の部品です。薄さを変えるだけでコストは下がりますが、耐久性が落ちてしまう可能性があるので耐久性に問題がないかというテストを行っていました。
アスパークに入社して2 年ほどは車両関連の衝突解析をしていました。
具体的には衝突解析車にぶつかった時に人が無事ボンネットに上がるかどうかを実際にダミー人形を用いて実験していました。
人はボンネットに上がれば生存確率が上がります。逆にあまり飛ばなかったらそのまま轢かれてしまうので
ボンネットに上がることが理想ですね。
その後は原子力発電プラント関連の衝突解析に携わりもうすぐ8年となります。
いまは航空機衝突といって、原発に対してパネルを作ってそのパネルに航空機がぶつかったときに、中の原子力が無事かどうかや
通路が潰れていないかをテストしています。
原子力発電所を直接どうこうすることはできないのでどの部屋が壊れないか、どこに過重がかかり、ひずみが発生するかを調査しています。
原子力発電所を安全に使用するためのお仕事をしています。
仕事をする上でのやりがい
解析業務の面白いポイントは多岐にわたりますが、解析を行う前準備で考えていた事象の通りのことが結果に出てきた時が一番達成感があります。
実際お客様から解析条件についての要望を言われるんですが、それに対して不随価値としてこんなパターンも試してみてみませんか、
と提案できるようになったことが楽しいです。
他にも、モデリングという物を作る工程からメッシングという工程があってその工程では球体のものでも四角形で埋め尽くさないといけない工程があってパズルゲームをやってるみたいで楽しいです。
センスが問われる作業で誰よりもきれいにしようっていう熱意を燃やして頑張っています。
モデリングもメッシングもCADを使いますが、会社によってソフトが違うというのもよくあります。
でも僕は大体どれも使えるのが自慢です。どのソフトも大体英語なのでメニュー見ても英語がずらーって並んでいて解析関連も英語が多くて自然と専門英語に強くなりました。
ーずっとCAD関連に携わってらしたのでCADに強いエンジニアになられたのですね。
アスパーク入社時にCADなどの研修を受けずに配属されたんですか?
そうですね。もともとCADは触っていたので研修なしで問題ありませんでした。
配属先でも僕のほうがCADに関する知識が多いことがあって周りの人に教えることが多かったです。
今まで一番大変だったこと
物の納品の際、仕様や確認方法を説明するものの理解されず、必死になればなるほどねじれて伝わりどんどんドツボにハマりました。
専門的な業種なので人の数が少なくて仕事の負荷がかかりやすいところです。
例えばコロナが流行ったとき欠員が出ても納期が変わらずに終わらせてくれみたいな要望があって大変でした。
普段はそんなに残業は多くないのですが、忙しいときは残業が多く、徹夜したり終電で帰ったりと大変でした。
仕事の好きなところ
CAE 解析業務であれば、結果検証も条件設定も好きですが、一番はモデリングが楽しいです。
あの手この手で素早く正確に仕上げていく際のプロフェッショナル感が最高です。
最近ではアスパーク社員の方、そして外勤先の方を誘い九州旅行へ行きました。
業務的に一番多忙だった時、そして一番思い出したくない とある納期の日をご紹介します。
最近ではアスパーク社員の方、そして外勤先の方を誘い九州旅行へ行きました。
業務的に一番多忙だった時、そして一番思い出したくない とある納期の日をご紹介します。
仕事の嫌いなところ
数年掛かりの長期スパンで案件に携わる事が多いのですが、数年後にまるで昨日のことの如くあの時のモデルで違うパターン試しましょうと言われることです。
え、どの時の?となります。周りの人は記憶力がいいのでいつも苦労します。
配属初日のお昼ご飯はどうしましたか?
中途採用の為、同期は一人。その子と二人の入社式。にもかかわらず式の途中で突如業務打ち合わせが入り、コンサルさんに連れられ慌ただしく現地に向かい、大阪駅のホームの売店で買った総菜パンを食べました。
配属初日は社内に食堂がないと知らなくて社内から出るのもカードキーが必要でどうしようかと思っていたところ同じ部署の人がご飯を恵んでくれて食べることができました。
配属先の雰囲気はどうですか?
国に提出する書類のチェックをするときなどピリピリとひりつく事もありますが、基本的にはのんびり穏やかな空気に包まれています。
例えば、ライブに行くので有給取ります、や新作のゲームを買うために時間有給取ります、などが許されるような優しい雰囲気です。
今後のキャリアプラン
気付けばもう随分とアスパーク歴も長いので、後輩社員を導けるような立ち位置に、可能であれば技術アドバイザーの席に身を挟めないかと考えています。