皆さんこんにちは!
アスパーク塾ライターのジョヒルです!
今回も『仕事でつかえる心理学』というテーマで話していきます!
第39回は“人に好かれるには(単純接触効果)”です。
単純接触(ザイアンス)効果とは ①
単純接触効果とは、心理学者ロバート・ザイアンスが提唱した効果で、
会う機会が増えれば増えるほど好感を持ちやすくなるというものです。
ヒットソングなど、自分はあまり興味がなかったものでも、街中やテレビなどで繰り返し聞いていたら、いつの間にか好きになった経験はありませんか?
実はそれも単純接触効果なんです!
この効果は、眼に入るものだけでなく、聴覚・嗅覚・味覚にも効果があります。
今回はそんな、単純接触効果についてお話しします。
単純接触(ザイアンス)効果とは ②
単純接触効果は次の様なパターンで進むことが多いとされています。
一つ目は『スリーヒッツ理論』です。
こちらはは3回目から親しみを感じたり、興味を持つようになることを指します。
二つ目は『セブンヒッツ理論』です。
こちらは5回目を過ぎたあたりから興味が増していき、7回目~10回目の間にグングン右肩上がりになる事を指します。
日頃での使い方
日常生活では下記のように使うことが出来ます。
- 挨拶を普段からする
- 企画書などは、たたき台の内から「こんな感じで進めてよろしいでしょうか?」と見せる回数を増やす。(企画の承認を得る為、書面に単純接触効果を使う)
- 少しの疑問でも聞きに行く。
- ハロー効果を使う
このように、相手の印象に残る必要はありません。
テレビCMのようになんとなくでも大丈夫なんです。
単純接触(ザイアンス)効果の注意点
繰り返すことは大事ですが、10回目ごろからは慣れが発生しますので、これ以降は積極的に接触するのはやめた方がいいでしょう。
さらに、25~30回目になると逆効果になることもあります。
しつこいのは当然嫌われてしまうので、過度な接触はやめましょう。
単純接触効果は万能ではありません。
第一印象が悪い場合は逆効果になります。
そのため、有効かどうかを見極めた上で活用する様にしましょう。
数回聞く分には何も思いませんが、それが10回、20回と増えていくとしつこい!と感じますよね。
いくら人に好かれたいと思っても、程々にすることが大切です。