皆さん、初めまして!
アスパーク塾ライターの一員に加わりました、シップです!
アスパーク塾では皆さんに、科学を根拠としたメタ知識をご提供できたらと思っています。時代の進歩がますます進む世の中、普遍の知識、知識を生み出す知識であるメタ知識にはとても価値があると私は考えるからです。
読んでいただいて、楽しい記事を目指します。なるほどや知らなかったなどと思ってもらえたら、幸いです。
第 1 回は『単位を知ろう』というテーマでお話しさせていただきます!
単位とは?
1 はただの数字です。
ですが 1 [m/s] と単位を付けることにより、それは速さを意味する数字に変わります。
単位があるかどうかで、その数字が持つ意味が全く違うものになるのです。
そして何よりも素晴らしい点が、単位を付けることにより、その数字があらわす意味が世界共通で認識できるところです。
つまり単位は“世界共通言語”であると言えます。
単位は数字で自然科学工学を理解する架け橋。
これによって外国語を使えなくても、エンジニアは世界で活躍できるのです!
接頭辞をマスターしよう!
皆さんは 7000 [m] と 7 [km] 、どっちがわかりやすいですか?
そもそも単純に 7000 と 7 をみると、 7000 の方が多い数に見えますよね。
ここで注意してほしいことは、相手に伝えたいことは数の大小ではなく、“距離”という量なのです。
このように、ある値の何十倍、何分の 1 という値を表現するとき、接頭辞が使われます。
接頭辞はスライドにまとめてあるのでそちらをご覧ください!
情報の単位、bitって?Byteって?
パソコンのメモリ、HDDの容量、USBの容量などには、接頭辞で伝えるものが多いですね。
256 ギガかぁ。小さいなぁ。 1 テラは多いけど…。
なんてことを言っている人が考えていることを皆さんはきちんと説明できますか?
情報の基本単位は[bit]です。
1 [bit] とは、“ 2 通りの情報を表すことができます。”という意味。
例えば 2 [bit] は、 2 の 2 乗で 4 通りの情報を、 8 [bit] は、 2 の 8 乗で 256 通りの情報を表しています。
これが 64 [bit] になると、 2 の 64 乗、 1844 京通りの情報と膨大な数値になります。
これらをわかりやすく表現するために接頭辞が必要なのです。
また、8 [bit] は 1 [byte] と呼びます。
これにより、普段聞きなじみのない京通りという膨大な情報を 64 [bit]や8[bit]で表現できる。
日常においては表現できる情報量はあまり気にせず、“扱うデータの容量の何倍か?”が気にできればいいです。
音楽が 4 分ほどで 5 [Mbyte]なので、 1 [Tbyte] の記憶媒体には、20万曲くらい保存可能。
この計算がパッとできるようになってくださいね!
これより大きな接頭辞が、 5 Gなどの影響でどんどんでてくるでしょう。最先端のことでも、単位の知識があれば、“何を言っているのかわからないー!?”となることはありません!