皆さんこんにちは!
アスパーク塾ライターのジョヒルです!
今回も『仕事でつかえる心理学』というテーマで話していきます!
第43回は“質問の仕方(オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン)”です。
クローズドクエスチョンとは
皆さんはクローズドクエスチョンという言葉を知っていますか?
クローズドクエスチョンとは“Yes”もしくは“No”で答えてもらう質問のことです。
例えば
今日はいい天気ですね。
最近忙しいですか?
は「忙しい(Yes)」「忙しくない(No)」のように答えられますよね?
このような質問をすることで応答がほぼ2択になるため、相手は言葉を選ぶ必要がなく、回答が楽になります。
また、質問する側は欲しい回答を早く得ることが可能です。
ただし、クローズドクエスチョンを繰り返すと、一方的に話しているだけになるので注意しましょう。
オープンクエスチョン
クローズドクエスチョンの他に、オープンクエスチョンもあります。
オープンクエスチョンは質問した内容に対して、相手の考えや思いを聞き出す方法を指します。
つまり“Yes”か“No”で答えることができない質問です。
例えば
今日はいい天気だけど、明日はどうなんでしょうか?
のように質問された場合、“Yes”か“No”では回答が不十分です。
天気予報をみたところ、明日も晴れ予報でしたよ
そのため上記のように「明日の天気はどうか?」について、自分の知っていることを答える必要があります。
こういった質問をすることで相手の選んだ言葉で回答を得られます。
また、それに対する感情や気持ちを話し方や、表情から読めることもあります。
しかし、会話の内容や、自分との関係性によっては良くない印象を持たれる場合もあるので注意が必要です。
オープン・クローズドクエスチョンの有効活用1
オープン・クローズドクエスチョンを上手に活用することで会話を豊かにしたり、回答を早く得られたりします。
次に実際の会話における、これらの活用方法についてご説明します。
まず、話を始める際にはクローズドクエスチョンを行なうようにしてみてください。
最近忙しいですか?
残業は多くなってるんですか?
こうすることで、話すきっかけづくりをすることが可能です。
そして回答が返ってきたら、その回答に関連することでオープンクエスチョンを行います。
オープン・クローズドクエスチョンの有効活用2
次はオープンクエスチョンです。
例えば
楽しそうですね。何かいいことがあったんですか?
どんな業務をされているんですか?
かなり重責ですね。何か手伝うことはできますか?
どんなことで苦労されているんですか?
1人でされているんですか?
このようにオープンクエスチョンで会話を広げていき、たまにクローズドを挟むようにしてみてください。
オープン・クローズドクエスチョンまとめ
オープン・クローズドクエスチョンはどちらも使うことが重要ですが、相手が答えやすいようにすることが何よりも大切です。
クローズドは答える側は楽ですが、質問する側が次を考える時間があまりありません。
そのため、話が広がらず、会話を続けることが難しくなってしまいます。
一方オープンは質問する側は楽ですが、答える側は考えながら話す必要があります。
そのため、会話が続くにつれて相手が疲れてしまう恐れがあります。
会話の際にはオープン・クローズドクエスチョンをバランス良く混ぜていくようにしましょう!
クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンはそれぞれにメリットがありますが、片方だけを続けてしまうと会話が上手くいきません。
なので、それぞれを上手く織り交ぜていくようにしましょう!