はじめまして!
アスパーク塾ライターのミツザネです!
今回も『スマートな社会人への道』というテーマでお話しさせていただきます!
第53回は『課題を解決する極意』をお伝えします!
試作したのは良いけれど・・・。
- 個体差が大きい
- ケースに歪みがある
- 測定精度が悪い
- 位置がずれている
- 動作がおかしい
こうなってしまうことはよくあります!
何の為の試作?
『課題が山積でとにかく大変』
確かに、課題山積では大変ですね・・・。
ただ、試作は問題点を洗い出す為に行うものです。
➡問題が発生したら、量産でなくて良かったと思う様にしましょう!
『課題が山積でとにかく大変』から『余裕が有るうちに対処が出来る』へ
量産と違い、試作なら対策に費やせる時間が有ります。
下記の順に対処してみましょう!
- 課題の洗い出し
- 優先課題の順位付け
- 原因の究明
- 対策の洗い出し
- 最適な対策の検証
一つ一つ、焦らず潰しましょう!
- 個体差が大きい
⇒全く同じ条件で比べていますか?
どの部品でバラつきが発生していますか?
簡単に分からなければ、一つ一つ部品を交換するのも手です!
- ケースに歪みがある
⇒歪みの程度や形はどれも同じですか?
どんな作業をしたのか分かりますか?
どの位の負荷がかかるとそうなるのか調べましょう!
- 測定精度が悪い
⇒どれも同じ傾向ですか?
測定方法に問題は有りませんか?
周囲環境が大きく影響しているかもしれませんよ!
- 位置がずれている
⇒図面の寸法は合ってますか?
取付作業に問題は有りませんか?
誰が作業しても、位置ずれしない設計をしましょう!
- 動作がおかしい
⇒どのセットでも発生しますか?
どの位の頻度ですか?
まずは、再現出来る条件を見つけましょう!
つまり、課題を解決するには・・・。
様々な視点で原因追及し、
柔軟な思考で対処すべし!
英国の作家「ギルバート・ケイス・チェスタートン」はこう残しています。
『解決策がわからないのではない。問題がわかっていないのだ』
ギルバート・ケイス・チェスタートン
今回は『課題を解決する極意』をお伝えしました。
解決策が見つからない時は、一度冷静になって原因を追求していきましょう。
今まで見えていなかったものが見えてくるはずです。