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ヒークンの四方山話

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悲惨な戦争を引き起こさない、しなやかで強い信念

 国連常任理事国でありながら、国際法を無視したウクライナへの武力侵攻によって、世界中に衝撃と悲しみを与えた暴君プーチンが統治する専制主義国家ロシアと1,340キロメートルに渡って国境を接する北欧の中でも独自の文化を有する国、フィンランド。

 そのフィンランドの国家元首に世界史上最年少の34歳で就任したサンナ・マリン首相が5月、海を隔ててロシアと国境を接する極東の日本を訪問し、岸田首相との会談や東京大学での講演を行い帰国後、この暴走大国を刺激しないため第二次大戦後、約77年間維持してきた軍事的中立を放棄し、7割を超えるフィンランド国民の支持のもと、NATO(北大西洋条約機構)への加盟を決断したことは記憶に新しいと思います。

 幼いころ両親が離婚。母親と同姓のパートナーに育てられていた学生時代は貧しく、15歳からスーパーのレジ係のアルバイトなどで家計を支えていたそうですが、そうした苦労が微塵も感じられない、若々しく爽やかな印象を周囲に与えるところが後の国家リーダーへの道を切り開いたように私は感じます。

 そんなマリン首相が世界的に注目を浴びるようになったのは、物腰が柔らかく、しなやかな外見からは想像できない、平和を守っていくことへの強い信念が彼女の発言から伝わってくるからだと思います。

 「地理や国の位置を変えることはできません。しかし、安全保障・外交・防衛の政策は自ら決めることができます。ウクライナで起きているようなことをフィンランドで起こしてはなりません。過去にロシアと戦争を経験しましたから。そんな未来は子供たちのため避けなければなりません。」(引用:2022年5月11日放送「ニュースウォッチ9」単独インタビューより,NHK)

結び

♪♪今月のヒークンお薦め・癒しの一枚(^^♪

「シベリウス:交響曲第5番」
パーヴォ・ベルグルンド指揮/ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

 マリン首相が生まれたフィンランドの首都ヘルシンキを本拠とし、この国が生んだ世界的な作曲家シベリウスの交響曲第1番から第6番までを初演した歴史を持つ、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団。その老舗オーケストラの第7代首席指揮者を務めた左利きの名指揮者パーヴォ・ベルグルンドが1986年12月にこのオケと録音した第5番を今月はお薦めします。第1楽章の冒頭、澄んだ大気が目の前に拡がるような静かな始まりから、第3楽章ラストの森林に囲まれた湖に響き渡る吹奏合奏まで。フィンランドの豊かな自然が感じられる作品です。

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この記事を書いた人

みなさん、こんにちは~!
2021年10月から当社エンジニア・メンバーに加わった、ナイス・ミドル(誰も言わないので、自分で言っちゃいます・・・笑い)です。

今は米国ニュージャージー州に本社拠点を置く外資系大手生保傘下の日本におけるインフラ運用サポート組織に所属し、主にインフラ構築案件のプロジェクト・マネージメント業務に携わっています。
塾長サン・どかんサンとのご縁がきっかけで、フロントランナーとしてコラム欄の執筆を担当させていただくことになりました。
激動の時代を共に歩む、みなさんへのエールの意味を込めて。
慎ましく、そして温かな視点に立って真摯にいまを生きる人生の達人たちから学べる視点をこのコラムを通して発信していければと思っています。どうぞ、よろしくお願い致します。

ゲッターズ飯田さんの五星三心占いによると、私は【銀の時計座:しゃべりすぎる人情家で周囲が驚くアイデアの持ち主】だそうです!?
2022年は、五星三心占いで最も運を味方につけられる「開運の年」になるとのことなので、運を着実に引き寄せられるよう、日々の生活を楽しく、プラス思考で歩んでいきたいと思っています! 

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