皆さんこんにちは!
アスパーク塾ライターのジョヒルです!
今回も『仕事でつかえる心理学』というテーマで話していきます!
第21回は“メタ認知(自分の手順書を作ろう)”です。
メタ認知とは
メタ認知とは客観的に今の自分を見て、自身をコントロールすることです。
これができれば、自己分析を行い、周りの状況も踏まえて最善の方法を導けるようになります。
「仕事でつかえる心理学 18」にてお話しした、内省を用いて自身の視野を大きく広げ、自分の手順書を作っていきましょう。
まずは以下の事例で進めていきます。
- 作業Aを始めた時に急ぎの作業Bをお願いされた。
- 作業Bは時間内に終えたが、作業Aをやり忘れた。
メタ認知を活かす
まずは先ほど挙げた例を分析していきましょう。
この作業を受けた時の心理としては「すぐに作業Bが終わるので問題ない」であったり、「余裕があるから大丈夫」などが挙げられるかと思います。
しかし、作業Bを始めてみたら予想以上に時間がかかってしまいました。
これは「急ぎの作業のため時間内に終わらせる必要があり、焦っていた」ことが原因でしょう。
その後、作業Bは時間内に終わらせることができ、ホッとして満足感に満たされました。
結果、作業A忘れてしまう事態に至ってしまったのです。
メタ認知力を高める1
客観視をするために様々な要因や解決方法を紙に書き出してみましょう。
まず、「なぜ焦ってしまったか」についてです。
これは
- すぐに終わると思っていた(見積もりが甘かった)
- 自分の能力的に間に合うか不安になった
などが挙げられます。
次に、「相手はどう思っていたのか」についてです。
これは
- 任せられる人が他にいなかった
- 少しハードルの高い仕事をさせようと思った
などが要因でしょう。
メタ認知力を高める2
加えて、「ホッとして満足感に浸っていたのはなぜか」についても考えていきましょう。
これは
- 自分には対応できる力量がついていたことを認識できた
- 自信がついたことで先のことを考えていた
などが挙げられます。
では最後にこれらの要因を踏まえて、解決策を考えていきましょう。
今回は作業時間の見積もりが甘かったことが、1つ目の要因として考えられるため、まずは作業内容をよく確認する必要があると思われます。
どのような作業かしっかりと理解し、他の業務に支障が出ないかを確認した上で受けるようにしましょう。
また、問題ないと判断し、2つの業務を並行して行うとなった場合にはチェックリストを作ることが効果的です。
チェックリストを作っておけば、作業Bが終わったとしても、残っている作業Aの存在を思い出すことができます。
作業Bを終えたとしても、満足感に浸るのは晩酌のときまで取っておくべきです。
任されたことは自分の成長のチャンスになります!
可能な限り任された業務には積極的に取り組んでみるようにしましょう。
メタ認知力を高める3
紙に書き出し、対策を練ることは重要です。
なぜならそうすることで頭の中で考える手順や、考え方の順序を覚えられるからです。
このようにすることで普段から主観・客観の両方から自分を見つけられるようになり、心理的にも楽になれます。
加えて下記のようなメリットも得られるでしょう。
- 自分の感情をコントロールすることができる
- ミスを減らすことができ、時間の節約に繋がる
- 周りに目を向けることができる
- 先にどんな懸念事項があるか予想できる
皆さんも自分をコントロールし、豊かな社会生活を手に入れましょう!
自分のコントロールが上手くできるようになれば、仕事への対応など様々な事柄がスムーズにこなせるようになります。
ぜひ今回お話しした内容を私生活に活かしてみて下さい!