皆さんこんにちは!
アスパーク塾ライターのジョヒルです!
今回も『仕事でつかえる心理学』というテーマで話していきます!
第40回は“好感を持ってもらうには(フランクリン効果)”です。
フランクリン効果
『時は金なり』
Benjamin Franklin
上記の言葉を聞いたことはありませんか?
これは100ドル札になったことでも有名な偉人、ベンジャミン・フランクリンが残した言葉です。
若いころのフランクリンは自分を嫌っている有力者に好感を持ってもらう為に、有力者が自慢していた本を借りました。
その際、丁寧なお礼状と共に本を返却し感想を伝えると、その後対面した時に有力者から親しげに話しかけられ、いろいろ助けてくれるようになったそうです。
この実際にあった出来事から、相手にお願い事をして好感を持ってもらう手法をフランクリン効果と呼ぶ様になりました。
フランクリン効果を使うとき
フランクリン効果は、相手に頼みごとをする事で好感を持ってもらう手法です。
好かれたい人がいる、距離を縮めたい人がいる、味方になってもらいたい人がいる…。
こんな時にフランクリン効果を使うことが出来ます。
好かれたい人に頼みごとをすると好かれる?!
認知的不協和とは…
自分の中で矛盾した2つの考えを抱えるとストレスになる為どちらかの考えを訂正したり、評価を上げてストレス解消をしようとする現象の事です。
好かれたい相手の心理として、
- 苦手な相手に好きな本を貸す “それほど苦手じゃない…?”
- 苦手な人に感謝された “実は良いヤツなのか?”
- 苦手な人ではなく “実は好き?…好きなのか!!”
このように段階を踏むことで苦手な人から好かれたい人へと変化していきます。
フランクリン効果のポイントと注意点
フランクリン効果では、相手に尊敬している・リスペクトしていると思ってもらえるように頼みごとをすることが重要です。
- …について教えて下さい。
- …と考えているのですがどうでしょうか。
- …で悩んでいるのですがアドバイスいただけますか。
相手に“あなたは価値のある人です”と示す事が大切です。
あまりしつこいと嫌われてしまうかもしれないので、しつこくしないようにしましょう。
頼みごとを急にするのは難しいです。
ですが、頼みごとをすることは嫌われている人から好かれるための最短ルートです。
少しずつで良いので、フランクリン効果を上手に使っていきましょう!
頼み事をしにくいと感じたときは『少しペンを貸して』など小さなことからでも構いません。助けを求めるのにデメリットはないので、しつこく思われない程度に助けを求めてみましょう!少しずつ距離感を縮めていくことが大切です。