皆さんこんにちは!
アスパーク塾ライターのジョヒルです!
今回も『仕事でつかえる心理学』というテーマで話していきます!
第51回は“人前が苦手で…(その緊張は本当に緊張ですか)”です。
2種類の緊張
◆緊張1
格闘技などの試合の場合
- 体温が上がる
- 汗が出る
- 呼吸が深くなる
- 毛細血管が拡張
- 瞳孔が拡張
◆緊張2
大勢の人前で話す場合
- 体温が下がる
- 冷や汗をかく
- 呼吸が浅くなる
- 毛細血管が収縮
- 瞳孔が収縮
2種類の緊張でなぜこんな違いが出るのでしょうか。
ひとつの説を紹介いたします。
その緊張は”恐怖”
□緊張1である、格闘技の試合などで睨みあっている時に「緊張感が張り詰めています。」と言われる状態が本来の”緊張”です。
□緊張2の大勢の人前で話す場合に言われている緊張は緊張ではなく ”恐怖” です。
それを言い間違えたのがきっかけで広まったと言われています。
この恐怖に対しての対策でよく知られている行為は根拠がない、逆効果であるため、注意しましょう。
- 手のひらに”人”を書いて飲む→根拠なし
- 人の顔をキャベツと思う→無理
- 落着けと自分に言い聞かせる→恐怖に対しては逆効果
”恐怖”負のループ
□プレゼンテーションなど人前で話す時の恐怖
人を気にせず
話したい
→
人の顔を見な
いようにする
→
反応が解ら
ないから不安
→
不安解消の為
見たくなる
→
見るのが
怖い恐怖
• 上記のループに入ると恐怖が発生します。
• そしてこのループを繰り返すほど恐怖が深くなっていきます。
では、この恐怖に対してどう対処すれば良いのでしょうか。
対処法 ”恐怖”を認める・理解する
□今の状態を冷静に確認し認めてしまいましょう。
- 今、怖がってる。これだけの人前では怖くもなる。
- この恐怖の状態は〇〇分後には終わる。
- これを乗り越えたらさらに成長できる。
▶私の場合
怖がってるじゃん、こんなの久しぶりだ。
これでまた強くなれる。
このように思うことで、恐怖を払拭しています。
さらに恐怖に対処するために
◆満点を目指さない
伝えたい事を伝えきり、理解してもらう事を重視しましょう。
無理に敬語を使わず、いつも上司に話す丁寧語で話してみましょう。
◆台本を作りこまない(箇条書き程度にしておく)
人はその時の感情によって言葉選びが変わります。
◆ディスプレイを使う時は顔を下げなくて良い位置に。
のどを開き声を出しやすくしましょう。
まとめ:恐怖と理解し、適切な対処をしましょう。
皆さんが緊張する場面に直面した時、それは緊張ではなく恐怖かもしれません。
恐怖に対して正しい対処法を持っていることで、重要な今を乗り切れるので、知っておきましょう。