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仕事でつかえる心理学 ~その28~ 嫌な事が忘れられない(シロクマ実験から学ぶ)

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ジョヒル

皆さんこんにちは!
アスパーク塾ライターのジョヒルです!
今回も『仕事でつかえる心理学』というテーマで話していきます!
第28回は“嫌な事が忘れられない(シロクマ実験から学ぶ)”です。

目次

嫌な事が頭から離れない

仕事で失敗したり、納得のいかない叱られ方をしたり、嫌みを言われたりなど、後々に引きづりたくない事ってありますよね。

しかし、そんな忘れたいと思っている事ほど頭の中に残ってしまうものです。

そのような状況が続くとストレスは増すばかり…。

ひどいときにはストレス疾患につながる事もあります。

今回はそうならないための方法をシロクマ実験から学んでいきましょう。

超有名!シロクマ実験

シロクマ実験とは、A・B・Cの3グループに対してシロクマに関する50分の映像を見せた後、それぞれのグループに対して異なる指示をし、1年後どれだけ内容を覚えていたのかを調べた実験です。

なお、それぞれのグループには次のように告げました。

  1. Aグループ:シロクマの事を忘れないように
  2. Bグループ:シロクマの事は考えても考えなくてもよい
  3. Cグループ:シロクマの事だけは考えないように

この実験を行った結果、約1年後、映像の内容を最も覚えていたのはCグループでした。

ではなぜシロクマの事を考えないようにと指示されていたCグループが最も覚えていたのでしょうか?

頭の中の出来事(思考の抑制は逆効果)

シロクマの事を考えないようにすると、脳内は次のように働きます。

“シロクマ”の事を忘れよう

“シロクマ”という忘れる対象のことを認識

よし、“シロクマ”の事は考えない

考えないようにするために“シロクマ”に対して意識を向ける

“シロクマ”のキーワードは出ていない

“シロクマ”について実際に考えていないか確認

このように、ある特定のことについて考えないようにするのは、逆効果なんです。

忘れようと思うと脳は考える

先ほどもお伝えしたように忘れようと思うほど、そのキーワードが頭の中で登場します。

そのため忘れるためには、忘れよう!と考えないことが肝心です。

それでも頭の中から離れないときは、限界まで考えてみてください。

感情のまま思いっきり泣くのも大事な事ですよ!

ジョヒル

忘れたいことほど、頭の中に残るものです。
その原因は忘れようと意識しすぎるから。
実は忘れようと考えてしまうと、そのことについて何度も頭の中で思い返すことになるのです。
なので忘れたいことは、忘れたい!と考えないようにしてみてください。
そうすることでいつの間にか頭の中から無くなりますよ!

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この記事を書いた人

皆様、初めまして!
アスパーク塾、ライターの”ジョヒル”と申します。
12年間通信工事業界で修業した後、起業し10年間社会の荒波を乗り越えてきました。
しかし、荒波は容赦ないため借金のないうちに転職しようと2016年にアスパークへ入社しました。
現在は、機械設計部署でCAD製図を担当しています。
起業した当初に騙されたり、いいように扱われた経験から”心理学を勉強しよう”と思い立ち、これまで独学で勉強しながら、契約や商談の場で心理学を活かして乗越えてきました。
アスパーク塾では、私が実際に心理学を勉強しながら培ってきた経験をもとに皆様にわかりやすく、日々の生活に生かせるような記事をお届けいたします。
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”パブロフの犬”(条件反射の比喩)になり、喜び今後の励みになります。
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