こんにちは!
アスパーク塾ライターのカザンです!
今回は『工数より能数でGT-Rができた』というタイトルで話していきます!
工数とは
皆さんは”工数”をご存じですか?
工数とは仕事の作業量を示す言葉です。
例えば1人ですると8時間かかる仕事は、工数8人時間と表します。
1人でこなすのにかかる時間を示したものが工数です。
1人でこなすのに8時間ならば、人数を2倍にすればかかる時間は半分の4時間であると目安を立てることができますよね?
これが工数の考え方です。
ですが実際の仕事は、このようにはいきません。
人数を増やせば仕事が早く終わると考えてしまうかもしれませんが、そう単純ではないのです。
先ほど、1人でこなせば8時間の仕事があったとして、2人でこなせば4時間としました。
ですが2人の作業時間の合計は8時間であり、1人の場合にかかる時間と変わりません。
また、複数人で仕事をこなす場合には、打ち合わせやすり合わせの時間も必要です。
例えば工数8人時間を2人でこなす場合
設計者 4h + 評価者 4h = 2人の作業時間の合計 8h
と考えられますが、そこに打ち合わせやすり合わせの時間をプラスすると
設計者 4h + 評価者 4h + 打ち合わせ・すり合わせ 2h = 2人の作業時間の合計 10h
更に勘違いしていてやり直しに2時間かかったとすると
設計者 4h + 評価者 4h + 打ち合わせ・すり合わせ 2h + やり直し 2h = 2人の作業時間の合計 12h
となります。
このように人数が増えれば増えるほど、その分伝達コストも倍増していくのです…。
では能数とは何か。
能数とは、作業する人が持っている能力の数を示します。
これを工数と組み合わせて考えることで、より高い精度で作業量を示すことができます。
例えば仕事をするメンバーの中に「設計」と「評価」ができる人がいたとすれば、その人の能数は”2”です。
『工数8人時間の「設計」と「評価」の能力が必要な仕事』があったとすれば、能数”1”の人ならば2人必要だとしても、能数”2”の人がいればその仕事を1人でこなすことができます。
そして、その仕事の間に「打ち合わせ」や「やり直し」の伝達コストがいらなくなるのです。
世界最速量産車である、日産GT-Rの開発責任者水野氏は次のように述べています。
「人、モノ、金は半分の方が上手くいく」
「工数じゃない、能数でみると人員は半分!成果は2倍になるんだ!」
水野 和敏 氏
能数で作られたGT-Rはフルモデルチェンジをすることなく、現在もトップランカーです。
ぜひ一度、あなたの能数を数えてみてください!
アウトソーシングはあなたが能数を増やすうえで絶好の仕組みです。
多くの仕事をこなして、自慢の能数を身につけましょう!
あなたの能数を増やすことができれば、作業時間の削減に繋がるうえ、活躍の場も広がります。
今のうちに様々な業務を経験し、周りに自慢できる能数を身につけてみてください!