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AIにより人の仕事が激減する!?技術特異点は本当に来るのか?

2021 4/07

AIにより人の仕事が激減する!?技術特異点は本当に来るのか?

現代において、知らない人はいないほどAI(エーアイ)という言葉を当たり前に聞くようになり、私たちにも身近な存在になりました。

しかし、AIは実態があるわけではなく定義も曖昧だったりするので、どういうものなのかちゃんと理解できている人はあまりいないのではないかと思います。

今回はAIについて簡単に解説してみようと思います。

AIとは

AIとは「Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)」の略で、日本語で言うと「人工知能」という意味になります。

AIは計算や一定の行動をするロボットとは違い、知的な振る舞いをするシステムです。

ロボットとの大きな違いは、人間に頼らずに自ら学習し、能力を上げていくことです。

AIとは簡単に言うと「人工的に作られた、人間並みの知能を持ったコンピュータ」のようなもの。

また、そういった分野の知的なシステムの設計や研究を指します。

一般的にはこのような認識ですが、学術的には定義が曖昧で、人によって捉え方が違い、専門家によっても定義がバラバラだったりします。

AIの歴史

AIの研究は結構前から進められていて、ブームと冬の時代(停滞期)を繰り返してきました。

簡単に解説してみます。

第一次ブーム(推論と探索)

人工知能という言葉は1950年代に生まれました。

当時の技術は簡単なゲームなどの明確なルールがあるものだけに対応して解答が出せるといった程度のもので、複雑な処理はまだまだできませんでした。

第二次ブーム(エキスパートシステム)

1980年代にエキスパートシステムというものが誕生しました。

ルールを知識として教え、決められたルールの中で問題を解決していくもので、まだ学習する能力もなく、必要な情報を全てコンピュータに理解させる必要がありました。

また、あらかじめ対処方法や判断を用意する必要があるので、使えるところは限定されていました。

第三次ブーム(機械学習と深層学習)

2000年代から現在が第三次ブームです。

機械学習(マシンラーニング)の普及と、ディープラーニング(深層学習)という技術が誕生しました。

機械学習では、知識の定義をして予測などの精度を上げていましたが、ディープラーニングでは、知識の定義を自ら学習してさらに精度を上げています。

このディープラーニングによって今のブームが起きています。

AIの仕組み

AIは何も無しには動けません。

事前にデータをインプットさせて、自己学習できるように大体の動作を作っておきます。

次はAIを理解するために必要な技術を簡単に説明します。

機械学習

コンピュータが大量のデータとデータの結果を識別する特徴を人の手で加えて学習させ、自身でルールやパターンを見つけたり、識別と予想をする技術のことです。

この技術は、AIを動かすための技術の1つで、プログラムされている範囲以上のことが実行出来るので、人間が学習するように新しいデータにも対応してコンピュータ自身が学習していきます。

第一次ブームの時からこの技術自体はありましたが、大量のデータと計算が必要だったので実用的ではありませんでした。現在ではコンピュータの性能が上がり、大量のデータを持つビッグデータの登場によって実用化されるようになりました。

機械学習の方法は、「教師あり学習」「教師なし学習」「強化学習」の3つに分けられています。

ニューラルネットワーク

ニューラルネットワークは、人間の脳の神経回路を数式的に表したもので、入力層、出力層、隠れ層で構成されています。

ニューラルネットワークの中にも「パーセプトロン」「マルチレイヤ―パーセプトロン」「ディープラーニング」という技術に分けられます。

ディープラーニング

機械学習の要素の1つです。
機械学習では大量のデータと加工されたデータが必要でしたが、ディープラーニングは、人が加えたデータ無しに大量のデータの中からコンピュータ自身でルールやパターンを見つけ出すことができます。

今までの機械学習では、人の手によってデータを加工しないとダメでしたが、大量のデータだけで学習できるようになり、さらに精度も上がりました。

主に「画像認識」「音声認識」「自然言語処理」「予測」の精度が飛躍的に上がりました。

シンギュラリティ

一方で、2045年問題というものがあります。

シンギュラリティとは「技術的特異点」という意味で、AIが人間の知能を超えて、それによって引き起こされる影響や問題のことを言います。

AIが人間よりも高い知能を持てば、現段階で人間が行っている多くの仕事をAIが担うことになるでしょう。

人間とAIが協調する社会に変わり、それぞれの存在自体も大きく変わるとされています。

AIに仕事を奪われるのか

確かにAIに奪われる仕事はありますが、全ての仕事を奪われるわけではありません。

AIに代わることによって生み出される新しい仕事も出てくると言われています。

単純作業や過去のデータを元に予測や判断をするような仕事はAIが担う可能性が高いですが、人とのコミュニケーションやクリエイターなどの仕事はAIに奪われる可能性が低いです。

AIがもっと普及すれば、データを扱う仕事やAIを使ったビジネスなどが出てくるかもしれません。

現段階で開発されているAIのほとんどはデータありきなので、0から何かを生み出す仕事を奪われるという可能性はまだまだ低いと思います。

まとめ

AIについてざっくり解説してみました。

AIはとても便利なので、今後も開発が進められて世界が変わっていくことでしょう。

いつか人間を超えるという不安がありますが、AIによってもたらされる事象を理解し、AIによって世界が変わるように、私たちも変わっていく必要があります。