就職活動でアピールしよう!持っていれば周りと差がつく、情報系の資格を一挙紹介!
IT資格の種類は結構多いので、IT初心者は資格の勉強をする時に迷ってしまうこともあると思います。今回は、どんなIT資格があるのかを紹介してみようと思います。
IT資格の種類
ITの資格は大きく分けて2種類あります。
- 国家資格
- ベンダー資格
国家資格の中からさらに3種類に分けることができます。
1.情報、IT全般系
2.エンジニア系
3.マネジメント系
1つずつ簡単に解説していきます。
国家資格
「情報、IT全般系」
IT未経験や初学者の人にはまずIT全般の資格から取るのがオススメです。
この分野の資格は、IT知識全般の幅広い知識を学ぶことができるためです。
IT知識全般のスキルを証明することができます。
- ITパスポート
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ITの基礎的な知識を証明できる資格です。
ITに関わる仕事に就くなら抑えておきたいITの一般的な知識が身に付きます。
職種や業界に関わらずITの基礎知識を身に着けたい人にもオススメです。 - 基本情報技術者
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IT全般の基礎的な知識だけではなく、システム開発の設計、開発、テストなどの一連の技術を持っていることを証明できます。
システムエンジニアやプログラマー向けの、ITエンジニアが取得する資格の最もベーシックな資格です。 - 応用情報技術者
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基本情報技術者よりもワンランク上の資格で、エンジニアの応用的な知識や能力を持っていることを証明できます。
内容的には基本情報技術者と同じですが、レベルが上がります。
「エンジニア系」
以下の資格をとることで、ITエンジニアとしての高いスキルを証明できます。
- システムアーキテクト
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システムエンジニアやプログラマーの上級職で、システム開発の上流工程に関する知識を証明できます。
アーキテクチャは「構造」という意味で、上流工程の外部設計や要件定義などの能力が必要になります。 - ネットワークスペシャリスト
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ネットワークに関する技術を持ち、ネットワークシステムの設計や運用の知識を持っていることを証明できます。
ネットワーク全般の知識が必要になります。 - 情報処理安全確保支援士
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サイバーセキュリティに関する知識や技術を証明できます。
セキュリティの対策や調査、分析などの能力が必要になります。 - データベーススペシャリスト
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データベースに関する技術を持ち、データベースの設計や運用の知識を持っていることを証明できます。
データベース全般の知識が必要になります。 - エンベデッドシステムスペシャリスト
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エンベデッドとは、組み込み系システムのことで、組み込み系エンジニアの知識や技術を証明できます。
ハードウェアとソフトウェアの最適な組み込みシステムの設計、構築、製造ができる能力が必要になります。
「マネジメント系」
IT業界でのビジネスに関する能力の証明になり、ITコンサルタントを目指す人にオススメです。
- ITストラテジスト
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高度なITの知識を持ち、企業の経営戦略を基にITを活用したビジネスの戦略や策定を提案するための知識や能力を証明できます。
技術よりも経営に関する知識が必要な資格です。ITコンサルタントに適しています。 - プロジェクトマネージャ
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高度なITの知識を持ち、システム開発のプロジェクト全体をマネジメントしていく能力を証明していきます。
全体の意思決定、予算やスケジュール管理、品質などに全責任を持ち、確実に実行していく能力が必要になります。 - 情報セキュリティマネジメント
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情報セキュリティのリーダーとして業務に必要なセキュリティ対策や情報システムの安全を確保する能力を証明できます。
組織の情報セキュリティを把握して安全の維持や改善する能力が必要になります。 - ITサービスマネージャ
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顧客に合わせてITのサービスを計画、設計、提供、改善、品質管理ができる能力を証明できます。
安全性と信頼性の高いITサービスの提供できるマネジメント能力が必要になります。 - システム監査技術者
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監査対象から独立した立場で、情報システムや組み込みシステムを管理する能力を証明できます。
情報システムの分析、点検、評価、テストをします。そして監査してフォローアップする能力が必要になります。

ベンダー資格
メーカーが開発した製品についての知識を、メーカーから直接証明してもらうための資格です。どれだけ扱うことができるかの証明になります。
- AWS認定試験
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AWSは「Amazon Web Service(アマゾンウェブサービス)」の略で、Amazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスのことです。
クラウドコンピューティングサービスとは、クラウドを使ってストレージやデータベース、ソフトウェアなどを利用できるサービスです。
この様々なサービスをどれだけ扱うことができるかを証明できます。
クラウドを使った開発に役立ちます。 - オラクルマスター
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オラクル社が実施しているOracle Datebaseをどれだけ扱うことができるかを証明できます。
データベースの管理や運用、SQL(プログラミング言語)のスキルが問われます。 - Java SE 11 認定資格(オラクル)
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オラクル社が実施していて、Java(プログラミング言語)の知識や技術を証明できます。
Javaを使ったデータベースエンジニア向けの資格です。 - Microsoft認定資格
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マイクロソフト社が実施している、Office製品(Word、Excel、PowerPointなど)をどれだけ扱うことができるかを証明できます。
バージョンごとに機能が追加されていくので、バージョンごとに試験が用意されています。 - シスコ技術者認定資格
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シスコシステムズが実施していて、シスコ製品に関する知識や技術と、ネットワークに関する技術を証明できます。
ネットワークエンジニア向けの資格です。

IT資格を取る意味
資格は持っているだけで技術の証明になるので、就活や転職の際にとても有利になります。
IT資格を持っていないとその分野で働けないというワケではなく、別に持っていなくても働くことはできますが、取っておいて損はありません。キャリアアップのために取る人も多いです。
IT業界への就職、転職を考えている初心者なら、資格を取った方が早いと思うかもしれません。ですが、資格を取るのは簡単ではなく、とても時間がかかります。資格を取ることが自分のために本当に必要なことかどうかを考えましょう。
まとめ
多くのIT資格を簡単に紹介してみました。
未経験からIT資格を取るなら情報系から取るのがオススメです。
資格を取る場合は、自分にその資格が必要になった時に勉強して取った方が良いです。
資格さえ取ればなんとかなるというワケでもありませんので。
独学が厳しいならスクールに通ってみるのも良いでしょう。
資格を取る人は勉強、頑張りましょう!